※じぶんがたり ちゅうい

自分がEDHを始めたのはミラ傷ブロックが始まったあたり。
人に「EDHをやろう」と言われたはいいものの当時は若く金がなかったので、「余り物で、単色で組もう」という発想に至った。
当時も相変わらず緑は嫌いだったので、「使いもしない緑のカードとかクソほどあるからこれ使うか」という流れで緑単を組むことにした。
当時の緑単といえばオムナスか梓のどっちかみたいな風潮があって(異論は多分に認めます)、僕は多少の小細工が仕込めそうな梓を選んだ。

とは言ってもデッキの組み方とか動かし方とかさっぱり分からなかったので、ネットのリストを適当に参考にした。
他所様の記事いわく、
・土地をたくさん置くデッキなので土地はたくさん入れる
・デカブツを投下して殴るのがメイン戦術である
とのことなので何も知らない僕は素直に従った。

そうしてはじめてのデッキを組んだ僕は、近所のお店でEDHをやっているところに混ざり、案の定ベコンベコンにされるのである。
コンボを喰らい、妨害を喰らい、アポカリやジョークルを喰らった。
このまま負けるのはシャクだなぁと思いいろいろと試行錯誤を重ねた結果、僕はどうやら梓に対してえらい認識違いをカマしているのに気づく。

そもそも当時の梓をそのまま持ち込んだ場合、
・土地をたくさん置くデッキなので土地はたくさん入れる
->消耗が激しく、トップ勝負に弱く、デッキの安定性が著しく落ちる
・デカブツを投下して殴るのがメイン戦術である
->ジェネラルで補助が出来ない殴り戦術で3人をしばき切るのはほぼ無理
という非常な現実に真っ向から立ち向かわなければならない。

そしてどうやら梓にそれを跳ね返す力はないらしい。

梓が勝ってるパターンなんてバカみたいにリソース回収できてる時かコンボのねじ込みに成功したときだけやんけ。

つまり、梓はターボランド風味超ドロー型コンボデッキだったのである。

それに気付いた僕は土地の枚数を試行錯誤し、殴るしか能のないクソファッティを片っ端からクビにした。
空いた枠にはコンボパーツとドロソと手札消費を低減するカードを入れた。
土地のドロー率は多少下がったけど2個サーチ系で必要分は割と賄えるので何とかなった。

コンボについては梓の出し入れによる無限マナとアースクラフトを使った無限マナが即効性・奇襲性に優れており有用らしい。
召喚酔いに影響されないっていいな。ティタニアの僧侶とかアルゴスの古老とか一周する前に死ぬしな。
あとこの頭蓋骨絞めっていうカードめっちゃ強いな。ハーミットやアベンジャーでめっちゃ引けるしコンボにも絡むな。
あとこの死賊の死のマントっていうカードコンボに絡みながらアド源になったりしてめっちゃ強いな。
あとこのどん欲の角笛っていうカード設置したら相手にドロー献上して普通に死んだな。このカードクソか?

というわけで梓の方向性はこうなった。
・3個置きによる過剰な手札消費は複数サーチで埋める
・安定度の確保のため土地枚数は常識の範疇に収める
・ファッティはコンボパーツかカード引けるか盤面触れる奴だけ
・梓の出し入れとアースクラフト系コンボに特化する
・謎の墓地利用ギミック

後にウィザーズの極めて直接的な嫌がらせにより梓出し入れコンボが不当に奪われるのだが、その後にティムールの剣歯虎とかいうマスターピースを貰ってしまったので方向を変える必要がなくなり今日に至る。

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